揺さぶられっ子症候群

揺さぶられっ子症候群の注意点、心構えなどのアドバイス

 

揺さぶられっ子症候群

揺さぶられっ子症候群(SBS)は、起こる最大要因が首がすわっていないことなので、 生後6カ月以下の乳児に起こりやすいものです。しかも、頭が重く、グラグラ揺れてしまう分、 脳が受ける衝撃が強いのです。さらに、乳児の脳はもろく、頭蓋骨とのすき間が大人より大きいため、 揺すると動いて頭蓋骨に当たってひずみ、脳の内部組織が損傷を受けます。
ダメージが大きいと、視力障害や精神遅滞を引き起こし、死亡する場合も。日本では虐待関連で 年間5〜10件の症例報告があるといいます。72年に症例が報告された米国では、 SBSが見られたら虐待を疑うのが医療現場のルールになっているそうです。

日本における揺さぶられっ子症候群は、泣きやまない子をあやそうとして▽頭を2秒間に5〜6回揺する▽十数秒に5、6回の割合で全身を激しく揺する▽体を左右に20分間揺さぶる▽空中に投げて受け止めることを繰り返す・・・などしていたと報告されているそうです。こうしたことから、日常の育児の中でも過度に乱暴な扱いをするとSBSは起こり得ることが明らかになり、2002年改定の母子手帳に注意書きが加わわりました。

ただ、抱いて揺らしたり、高い高いをすることは、乳幼児の発達に重要なことで、不安がってあやさないのも問題。首がすわるまでは扱い方に気をつけ、常識の範囲内であやしていれば大丈夫です。

チャイルドシートに乗せている乳幼児が揺さぶられっ子症候群になるというケースも報告されていますが、

チャイルドシート 首がすわっていない赤ちゃんのチャイルドシートは後ろ向きか、水平型にする
シート 1〜2時間ごとに休憩し、シートから出す

ということさえ守っていれば、特に運転などに注意を払う必要はないようです。

揺さぶられっ子症候群という言葉自体が随分認知されてきたので、子育ての情報に詳しいママは理解しているかもしれませんが、パパの中にはまだよく理解していない人もいるかもしれません。赤ちゃんがかわいくて、悪気なくダイナミックな遊びをしていたり、あやす時にはげしく揺すったりしてしまう場合も少なくないかもしれませんので、さりげなく注意をしておいた方がいいかもしれませんね。

うちの場合も、娘がまだ完全に首がすわっていない頃に、だんなさんが娘をあやす姿を見て「わーそんなに揺すったらあかんのに・・・」なんて思うことがありました。娘が喜んで笑ってくれるのが嬉しくてしていたので、とても言いづらかったのですが、その時に注意をしました。それからしばらくして、ニュースの特集で揺さぶられっ子症候群についての報道を見ただんなさんは、「あの時聞いてなかったら知らんかった。エライことになってたかもしれへんな」と言っていました。

悪気なくよかれと思ってやっていることを注意したら、気を悪くしてしまうかもしれないし、注意する方も気が引けてしまいますが、きちんと伝えておいた方がいいと思います。ひと昔前には認知されていなかった症例なので、おじいちゃんやおばあちゃんにもさりげなく伝えておくといいですね。

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